テーラードジャケットとは?選び方・使い方をマスターして大人の男に

テーラードジャケットアイキャッチ

テーラードジャケットという言葉は聞いたことがあるけれど、実際にどんなジャケットなのかわからないという男性は多いはずです。

普段はかなりカジュアルな服を着ているけど、ちょっと大人っぽい感じにしようかな、だけど、何を着たらいいのかな、と迷うこともありますよね。

そんな時に便利なのが、テーラードジャケットです。

私は男性専門パーソナルスタイリストサービスを提供する会社の代表をしており、当社は今まで10,000人以上のお客さまにご利用を頂いております。また、前職は伊勢丹メンズ館でバイヤーをしており、数万着のテーラードジャケットの買い付けをしていました。

弊社でもテーラードジャケットについての質問はかなり多く頂きます。

テーラードジャケットを着たことがないが、「どうやって合わせればいいのか」、「テーラードジャケットはどうやって選ぶといいのか」など、質問は多岐に渡ります。

テーラードジャケットを着る機会がなかった男性も多いはずなので、今回はテーラードジャケットについて、分かりやすく徹底解説をしていきます。

ぜひ、お伝えする内容を身につけて、テーラードジャケットをうまく着こなし、大人っぽくておしゃれな印象を作りましょう。


1.テーラードジャケットとは

テーラードジャケットとは、スーツのジャケットのようなしっかりとした仕立てのジャケットのことです。日本では、私服で着る、かっちりめのジャケットとして捉えられています。

テーラードジャケットの写真
テーラードジャケットの定義は曖昧な部分があり、ショップやウェブサイトごとに少しずつニュアンスが違っています。

また、男性ファッション誌やデパート、セレクトショップなどでは、あまり「テーラードジャケット」という言葉は使わずに「ジャケット」で統一されていることも多いです。

主に価格が抑えられていて、買いやすい価格帯の通販サイトやショップで、テーラードジャケットと使われることが多いです。

これは、買いやすい価格帯の通販サイトやショップでは、あまりかっちりとしたジャケットやキレイめのジャケットがなく、カーディガン調のジャケットやシャツジャケットなどのカジュアルなジャケットが多かったため、それらと差別化するために「テーラードジャケット」と呼ぶようになったと考えています。

現在のテーラードジャケットの共通認識としては、以下のような物が挙げられます。

<テーラードジャケットの定義>
・スーツのジャケットと同じようなデザイン
・休みの日のカジュアルシーンで使うジャケット

上記のタイプに、伸びる素材のニットジャケットや、カーディガン調のジャケットをテーラードジャケットと呼ぶかは、そのショップやウェブサイトごとに違っていますので、気になる場合は、各ショップやウェブサイトに確認してみましょう。


2.テーラードジャケットの種類は、「色」「柄」「素材」で分類しよう

テーラードジャケットには、様々な種類があります。それらは分類をすると理解がしやすくなります。

前職のバイヤー時代にも使っていた分類を説明しますので、覚えておくと、テーラードジャケットとは何かをより理解できると思います。

2-1 テーラードジャケットの色

まずは、色から確認しましょう。

テーラードジャケットの色は「暗い色」「明るい色」に分けて考えましょう。

「暗い色」とは紺、濃いグレー、黒などが代表的な色です。
「明るい色」とはライトグレー、ベージュなどが代表的な色です。

【暗い色】

暗い色のジャケット
【明るい色】

明るい色のジャケット

暗い色のテーラードジャケットの方が、圧倒的にショップには多いです。

それは、テーラードジャケットが主張をしすぎないので、コーディネートが簡単で他の服とも合わせやすいからです。

【暗い色のテーラードジャケットのコーディネート】

暗い色のテーラードジャケット着こなし
暗い色のテーラードジャケット着こなし2
明るい色のテーラードジャケットは、ジャケットが目立つので、コーディネートに工夫が必要です。少し上級者向きと考えて下さい。

【明るい色のテーラードジャケットのコーディネート】

明るい色のテーラードジャケット着こなし
明るいテーラードジャケットの着こなし
まずは、紺や濃いグレーなどのテーラードジャケットが1枚あるととても便利です。

2-2 テーラードジャケットの柄 

テーラードジャケットの柄は「無地」「チェック」「ストライプ」の3つに分けると、理解しやすくなります。

「無地」はどの服とも合わせがしやすく、コーディネートしやすいので、最初の1枚目にオススメです。

無地のジャケット
「チェック」はジャケットにアクセントが出るので、うまくコーディネートすると無地よりもオシャレな印象になります。無地よりもコーディネートは難しくなるので、上級者向けです。

チェックのテーラードジャケット
「ストライプ」はスーツのジャケットに多い柄なので、一歩間違うとスーツのジャケットを着ているように見えてしまいます。そのため、カジュアルシーンで使うテーラードジャケットにはストライプはあまりありません。

ストライプのテーラードジャケット
もしカジュアルシーンで取り入れる場合は、スーツでよくあるような細めで幅の狭いストライプではなく、幅が広かったり、太目のストライプを選ぶとカジュアル感が出てコーディネートしやすくなります。

2-3 テーラードジャケットの素材

テーラードジャケットの素材は「ウール」「綿」「麻」などの天然繊維と、「ナイロン」「ポリエステル」などの合成繊維があります。

「ウール」素材は、高級感があり、大人っぽい印象になります。また、1年中着ることができます。
オシャレなレストランでのデートや婚活パーティーに行く時に選ぶといいでしょう。

【ウールのジャケット】

ウール素材のジャケット
「綿」素材は、カジュアル感が出て、柔らかい印象になります。綿のジャケットは主に春、夏、秋に使うことが多いです。

綿素材のテーラードジャケット
「麻」素材は、通気性がよく、着ると涼しく感じるので、主に夏に使われます。シワになりやすいですが、それも麻素材の特徴の1つです。


3.テーラードジャケットを着る時の基本

テーラードジャケットをあまり着る機会のない男性も多いと思います。テーラードジャケットには、着る時の基本があります。

しっかりと身につけて、間違った着こなしをしないようにしましょう。

3-1 一番下のボタンは留めない

一番下のボタンは取っている写真
テーラードジャケットの前ボタンは、2つボタンや3つボタンが多いです。ボタンを留める際は、一番下のボタンは絶対に留めないようにしましょう

一番下のボタンは飾りボタンで、スーツのジャケットと同じくテーラードジャケットでも留めません。

元々スーツのジャケットはシワが寄らない方がいいとされます。

ジャケットの一番下のボタンを留めると動くとすぐにシワが寄ってしまうので、一番下のボタンは留めません。

3-2 襟が抜けないように注意をする

ジャケットの襟が抜けないように、しっかりと肩にジャケットを乗せて着るようにしましょう。

ジャケットの襟が抜けないようにするには、ジャケットを着てから、襟部分を持って、軽く下に引っ張ります。

もし、それでも直らない場合は、ジャケットのサイズが合っていない可能性があります。

3-3 ポケットには物を入れすぎないようにする

テーラードジャケットのポケットには物を入れすぎないようにしましょう。

ジャケットには、内ポケット、外ポケット、胸ポケットなど多くのポケットがあります。そのため、スマートフォン、家の鍵、ハンカチ、ティッシュなどをジャケットのポケットに入れてしまう男性もいらっしゃいます。

できるだけ物はバッグに入れるのがいいですが、もしどうしてもジャケットに入れる場合は、物が入っているのは目立ってしまう外ポケットと胸ポケットに入れるのは避けて、内ポケットに入れるようにしましょう。


4.テーラードジャケットのサイズを選ぶ時の4つのポイント

ここまででテーラードジャケットの「色」「柄」「素材」や着方の基本を説明してきました。

次は一番難しい、テーラードジャケットのサイズについて説明します。

サイズが難しいのは、一人一人の体型が違うので、雑誌のモデルには似合っても自分には似合わないなど、個人差がかなり出てしまうからです。

でも、体型には個人差があっても、サイズを確認するポイントは全員一緒です。

そのサイズ選びの4つのポイントをお伝えしますので、ぜひ覚えてジャストサイズのジャケットを手に入れましょう。

4-1 肩幅

肩幅は、指が一本入るか入らないかのゆとりがあるのがジャストサイズです。
指が1本以上入ってしまう場合は大きすぎ、指が1本も入らない場合は小さすぎです。

肩のゆとり写真
肩幅は後から直すことも出来はしますが、形が崩れてしまう可能性もあるので、あまり直したくはない箇所です。
そのため、まずは肩幅のサイズから確認しましょう。

4-2 ボタン位置のゆとり

ジャケットのボタンを留めた状態で、こぶし1つが入る位のゆとりがあるのがジャストサイズです。こぶしが1つ入らない場合は細すぎ、1つ以上入ってしまう場合は太すぎです。

ボタン位置のゆとり
この部分のサイズは自分一人でも確認できるので、試着の際に確認をして下さい。

4-3 着丈

着丈の長さは、ジャケットの裾部分が、お尻が隠れるか隠れないか位の位置になるのがジャストサイズです。

着丈の基準
試着の際には、下段の写真のように鏡に向かって横向きに立つと自分でも確認できます。

着丈の基準その2

4-4 袖丈

袖丈の長さは、手首を外側に曲げて、手の甲にジャケットの袖先がかからない位がジャストサイズです。その状態で手の甲にジャケットの袖先が当たると長すぎです。

袖丈の基準
メジャーで測る場合には、手を降ろした状態で、親指の先からジャケットの袖先までが10cmから12cm位がジャストサイズとなります。


5.テーラードジャケットを着こなすにはトータルコーディネートが大切

テーラードジャケットとはどのようなアイテムか段々とわかってきたと思います。

テーラードジャケットは、うまく着こなすことができれば大人っぽい落ち着いた印象を作ることができますが、合わせる服を間違えてしまうと、かっこよく見えません。

テーラードジャケットを軸にして、トータルコーディネートを意識しましょう。

ここではジャケットに合わせるアイテムを紹介します。

5-1 テーラードジャケットのインナーは襟有りか襟なしで選ぼう

テーラードジャケットのインナーは「襟が有る服」「襟が無い服」かを基準に選ぶと分かりやすいです。

<襟有インナーのコーディネート>


<襟無しインナーのコーディネート>

襟無しインナー

5-1-1 襟有りインナーの代表はシャツ

襟有りのインナーの代表はシャツです。

シャツは襟があるので、かっちりと大人っぽい印象になります。例えば、ホテルやお洒落なレストランでの食事の際など、少しかしこまった、かっちりとしたシーンに最適です。

シャツの色は白、水色など明るい色を選んだ方が、ジャケットとの合わせがしやすいです。

白シャツ
柄はジャケットやパンツと合わせがしやすいのは、無地です。ストライプやチェックは無地を揃えてから持っておくと、着こなしのバリエーションが増えます。

ストライプシャツ

5-1-2 襟無しのインナーの代表はセーターとTシャツ

襟無しのインナーの代表はセーターとTシャツです。襟が無いインナーはカジュアルで柔らかい印象になります。カジュアルなレストランやカフェに出かける場合など、大人っぽさを演出しながらも少し柔らかさを出したいシーンに最適です。

薄手のセーター
ジャケットのインナーの選び方ついてはこちらの記事も参考にして下さい。
テーラードジャケットのインナー基本2種と選ぶ際の3つのポイント

5-2 パンツはキレイめを選ぼう

テーラードジャケットに合わせるパンツは、チノパンがオススメです。チノパンは大人っぽい印象になるので、ジャケットとの相性がいいアイテムです。

チノパン
また、ジーパンを選ぶ際には、あまり色落ちのしていないキレイめなタイプの方が、テーラードジャケットと合わせがしやすくなります。

テーラードジャケットとジーパン
チノパンの選び方についてはこちらの記事を参考にして下さい。
大人カジュアルからデートまで!チノパンの選び方をシーン別にご紹介

5-3 靴はレザーシューズを選んで大人っぽい印象にしよう

テーラードジャケットには合わせる靴は、レザーシューズがおすすめです。

レザー素材は、大人っぽいかっちりとした印象で、ジャケットとの相性がよく、足元に使うことで全体を引き締める役割を担ってくれます。

レザーシューズ


6.写真で見る、テーラードジャケットの着こなし8選

5章では、テーラードジャケットの着こなしの基本となるアイテムをいくつか紹介しました。

6章では、これらのアイテムを使った、着回し方や着こなし方法を8パターンご紹介しましょう。

<ベーシック代表!「ネイビー テーラードジャケット」を使ったコーディネート>

ネイビーテーラードジャケット着こなし
テーラードジャケットの王道の着こなしです。おしゃれなレストランでのデートや、婚活パーティーに参加する時にもおすすめです。

ネイビージャケットの着こなし
パンツも暗い色にすると、全身が引き締って男らしい着こなしになります。

ネイビージャケット着こなし3
春や秋の少し肌寒い時期には、シャツの上に薄手のセーターを着る着こなしもおすすめです。

<着こなしに少し変化をつけたいなら、「チャコールグレー テーラードジャケット」を使ったコーディネート>

チャコールグレーの着こなし3
ジャケットをチャコールグレーにすると、少し柔らかい印象になり、インナーもラベンダーなどの柔らかい色にすると統一感が出ます。


インナーのシャツを柄物にして、パープルなどの差し色となるセーターを合わせると、洗練されたお洒落な着こなしになります。

<柔らかい印象にするなら「ライトグレー テーラードジャケット」を使ったコーディネート>

ライトグレージャケットの着こなし
ライトグレージャケットの着こなし
ジャケットの色をさらに明るくすると、さわやかな印象になり、春夏などの季節感も醸し出すことができます。

<個性的にオシャレに決めるなら「チェックジャケット」を使ったコーディネート>

ネイビーチェックジャケットの着こなし
やや上級者向けではありますが、チェックなどの柄のあるテーラードジャケットは、他の人とは違う個性と、お洒落さが演出できます。


7.まとめ

テーラードジャケットについて、理解は深まりましたでしょうか?

いつものカジュアルな服装に変化をつけて、ガラッと大人っぽく変身するにはテーラードジャケットはピッタリのアイテムです。

テーラードジャケットと言っても、その種類は様々ですが、色や柄、素材などを基準に、「定番のこれさえ着ておけば間違いない」スタイルにしたいのか、または、人とは少し違う「オシャレで個性的な」スタイルにしたいのかなど、ご自身のイメージの方向性に合わせてアイテム選びをしていけば、決して難しいことはありません。

インナーやパンツなど、合わせる他のアイテムによっても印象の違いが出せるので、慣れてくると段々と面白さも感じられてくるのではないでしょうか。

この記事を参考に、ぜひ、テーラードジャケットをあなたの大人っぽい落ち着いた着こなしの相棒にしてみてください。

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その通り実践すれば、1ヵ月後には、その場に適した服選びと着こなしが自然とできるようになります。その結果、外見が変わり、周りの反応も変わるはずです。
ぜひ、今後の印象をアップさせたい様々なシーンでお役立てください。