これさえ覚えておけば安心!メンズジャケット最強の1着の選び方

ジャケット選び方アイキャッチ

普段、私服ではあまり着ない服のため、いざ買おうと思った時に、ジャケットの選び方でお悩みになっている方も多いのではないでしょうか?

ジャケットは、しっかり選んだものを着れば、大人っぽくなり、女性からの印象を上げることができるとても便利なアイテムです。

ただ、ジャケットの選び方は慣れていないと、とても難しく感じるはずです。それはジャケットの選び方が、シャツ、セーターやポロシャツなど、男性が普段よく着る服とは全く違うからです。

実はジャケットの選び方には、ポイントがあります。そのポイントに沿って選べば、女性からの印象が上がる、最強の1着が手に入ります。

私は15年以上メンズファッション業界に携わっていて、デパートのバイヤー時代には数千着以上のジャケットを買い付けていました。また、オーダースーツやオーダージャケットについても、これまでに数千着を販売しています。

それらの仕事を通じて得たジャケットの選び方を、ぜひ個人の方の服選びにも役立ててもらいたいと考えています。

この記事では、ジャケットの選び方のポイントをお伝えしますので、ぜひ参考にして下さい。

1.ジャケット最強の1着はこう選ぼう!押さえるべきポイントは3つ

ジャケットの選び方のポイントは、「サイズ」「色・柄」「素材」の3つです。

私が今まで数千着のジャケットを買い付ける際にも、この3つを基準としていました。プロが買い付けの際に大事にするポイントですが、個人の方のジャケット選びでもこの3つがポイントになりますので、ぜひ身につけて下さい。

1-1 頼れる男の背中を演出「ジャストサイズ」

まず一番大切なのは「サイズ」選びです。

多くの男性は大きいサイズを選び、野暮ったい印象になってしまっています。しかし、ジャストサイズのジャケットを選ぶことにより、スマートで大人っぽい印象を作ることができます。

このサイズについては次の4点をしっかり押さえましょう。

サイズについては、○○cmなどと全て数値で判断しますが、買い物の際にはメジャーが無いことがほとんどなので、指や手を使って確認する方法を紹介します。

1-1-1 肩幅

肩幅は指が一本入るか入らないか位のゆとりがあるのが、ジャストサイズです。指が一本以上入ってしまう場合は大きすぎ、指が全く入らない場合は小さすぎます。

ジャストサイズの肩幅
肩幅は後から直しをすることも出来はしますが、難しいのでプロとしてはあまり直したくない箇所です。そのため、まず肩幅のサイズから確認をしましょう。

ただし、初心者は自分では確認ができないので、試着をする際にスタッフの方に確認してもらって下さい。慣れれば、自分一人で目視と着用感で分かるようになります。

1-1-2 ボタン位置のゆとり

ジャケットのボタンを留めた状態でこぶしが1つ入るくらいがジャストサイズです。ゆるいと縦にシワが入り、きついと横にシワが入ります。

この部分は自分一人でも確認できるので、試着の際は必ず確認しましょう。

ジャストサイズのウエスト

1-1-3 着丈

ジャケットの裾部分が、お尻が隠れるか隠れないかくらいの位置になるのがジャストサイズです。鏡が横にあれば、自分一人でも確認できるので、試着の際は必ず確認しましょう。

ジャストサイズの着丈

横から見た着丈

1-1-4 袖丈

ジャケットの袖部分は、手首を外側に曲げて、手の甲にジャケットの袖先がかからない位がジャストサイズです。その状態で手の甲にジャケットの袖先が当たると長すぎます。

正確には手を降ろした状態で、親指の先からジャケットの袖先までが10cmから12cm位がジャストサイズとなります。

ジャストサイズの袖丈

1-2 知性を醸し出す「紺の無地」

最強の1着の色・柄は「紺の無地」を選びましょう。

紺の無地ジャケット

紺の無地のジャケットは、他の服との合わせがしやすく、どの季節でも着ることができるとても便利なアイテムです。まずは、基本となるベーシックなジャケットを持って、ジャケットのコーディネートに慣れるようにしましょう。

自分では、仕事っぽいなと感じたり、かたい印象になりすぎと感じるかもしれませんが、女性からの印象はよくなります。

多くの女性はやり過ぎなコーディネートを好みません。ファッション誌に出てくるようなインパクトの強い色や柄は避けましょう。多くの女性はベーシックで大人っぽい印象を好みます。まずは、基本をおさえましょう。

ジャケットの色選びなどについては、以下の記事が参考になります!
テーラードジャケットとは?選び方・使い方をマスターして大人の男に

1-3 高級感が、デキる男を演出する「ウール」

ジャケットの素材は「ウール」を選びましょう。

ウール素材
ウールは1年中着ることが出来る素材です。また、ウールのジャケットを羽織ると大人っぽい印象を与えることができ、女性からの印象を上げることができます。

ウールのジャケットは、私服としてはあまり着ることがないかもしれませんが、大人っぽいコーディネートには必須です。

女性とのデートでは、都心部のオシャレなレストラン等に行くこともあるはずです。その時には、普段着とは違うウールのジャケットを選ぶと便利です。

綿素材のジャケットはやわらかい印象になりますが、まずはウール素材のジャケットを揃えてから、2着目以降で取り入れるかを考えましょう。

2.ジャケットコーディネートはインナーとパンツで決まる

最強のジャケットを選んだ後は、そのジャケットをどのようにコーディネートするかがポイントとなります。

女性から印象がよくなるかどうかは、ジャケットの選び方が合っているかはもちろん、他のアイテムとのコーディネートがとても大切になります。女性は全身トータルでの印象をよく見ています。この全体感がちぐはぐだと、一気に印象は悪くなってしまいます。

ジャケットのコーディネートでのポイントは、インナーとパンツです。

この2つの服をしっかりと選ぶことによって、女性からの印象がよくなるトータルコーディネートが完成します。

2-1 インナーはシャツ・カットソー・セーターを使い分ける

ジャケットの下に着るインナーは、「襟が有る服」と「襟が無い服」で使い分けましょう。

【襟が有るインナー】

襟ありインナー
【襟が無いインナー】

襟無しインナー
「襟が有る服」はかっちりとした印象となり、「襟が無い服」はカジュアルでやわらかい印象となります。

この2種類の服があれば、ジャケットコーディネートの幅が大きく広がります。行く場所と会う相手によって、使い分けましょう。行く場所に合わせたジャケットコーディネートについては、3章で詳しく説明します。

襟が有る服の代表例はシャツです。シャツも「サイズ」「色・柄」「素材」の3点に注意をして選びましょう。サイズはジャストサイズ、色と柄は白の無地、素材は綿のシャツを選ぶと、コーディネートがしやすくなります。

シャツの選び方については、こちらの記事をご覧下さい。
基本3つを押さえるだけでマスター!自分に合ったワイシャツの選び方

襟が無い服の代表例は、カットソー(半袖Tシャツ、長袖Tシャツ)やセーターです。カットソーやセーターも「サイズ」「色・柄」「素材」の3点に注意をして選びましょう。

以下に簡単に選び方をまとめます。

<カットソー(半袖Tシャツ、長袖Tシャツ)>
・サイズ:ジャストサイズ
・色と柄:暗い色(紺、黒など)か明るい色(ライトグレー、水色など)、柄は無地
・素材:綿

<セーター>
・サイズ:ジャストサイズ
・色と柄:暗い色(紺、黒など)か明るい色(ライトグレー、水色など)、柄は無地
・素材:ウール

ジャケットに合わせるインナーについて詳しく知りたい方は以下を参照ください。
テーラードジャケットのインナー基本2種と選ぶ際の3つのポイント

2-2 パンツはベージュのチノパンを選ぼう

パンツはベージュのチノパンを選びましょう。

チノパンイメージ
チノパンは、ジーパンなど程カジュアルにならず、大人っぽい印象を与えることができます。そのため、大人っぽい印象のジャケットとは相性がとてもいいです。

ジャケットが暗い色の紺なので、パンツは明るい色のベージュを合わせた方が、上半身と下半身で濃淡ができるため、コーディネートが簡単です。

チノパンの選び方については、こちらの記事をご覧下さい。
大人カジュアルからデートまで!チノパンの選び方をシーン別にご紹介

3.ジャケット着用は女性がいる場面で特におすすめ

ジャケットコーディネートが完成すると、いつどこに着ていっていいのかに迷うこともあるでしょう。

Tシャツやジーパンなどのカジュアル感の高くやわらかい印象の服とは違い、ジャケットはかっちりとした印象となります。

そのため、家の近所などで普段着として着用するのではなく、女性からの印象を上げる時などの大事な場面で着用すると、とても効果的に印象をよくすることができます。

ジャケットコーディネートを使うのにおすすめの場面を紹介します。

3-1 婚活パーティー・お見合い

お見合いジャケットコーディネート
婚活パーティーや、お見合い等婚活での初対面の際には、ジャケットを着ていきましょう。

婚活の場では女性は普段着ではなく、よりかっちりとして落ち着いた印象の服を選びます。

一部の男性はスーツを選ぶこともありますが、スーツほどかっちりしなくても問題ありません。スーツは仕事っぽい印象になるので、女性からはジャケットスタイルの方がその場に合わせて気を遣っている印象で好まれやすいです。

私服で行く場合には、くだけすぎは女性からの印象がよくないので、かっちりとしたジャケットとインナーにはシャツを選びましょう。

婚活での服装について詳しく知りたい方は以下をご参照ください。
お見合いの服装は清潔感が重要!失敗しない「ジャケパン」着こなし術

婚活パーティー服装25選!男性が第一印象でモテるジャケパン活用術

3-2 レストランでのデート

レストランジャケットコーディネート
フレンチやイタリアンレストランに女性と行く時にもジャケットを着ていきましょう。

クリスマスや誕生日に行くような、オシャレで高級なレストランにはドレスコードが設けられている所があります。その場合の多くは、ジャケット着用がドレスコードになっています。そのレストランに行く時には、ジャケットを着て下さいということです。

フォーマル度が高いお店であれば、インナーは襟のあるシャツにして、少しカジュアルなお店であれば、上の写真のような襟無しのインナーを使ってもいいでしょう。

学生時代にはなかなか行けなかったドレスコードがあるレストランも、大人になると行く機会が出てくるはずです。

男性は自ら行きたいということは少ないかもしれませんが、多くの女性は記念日にはオシャレでおいしいレストランに行きたいと思っています。

せっかくオシャレなレストランに行くにも、着ていく物がないと困ってしまうでしょう。場違いな服装にならないように、ジャケット使って、大人の着こなしを身につけましょう。

ドレスコードのあるレストランでのコーディネートについては、以下をご覧ください。
これさえ見れば安心!レストランの定番ドレスコードをお伝えします

4.NGなジャケットの特徴2選

ジャケットは選び方が難しいアイテムなので、間違って選んでしまっている人も多いです。ここではよくある選び方を間違えてしまったNGなジャケットの特徴を紹介します。

4-1 サイズが大きすぎる

一番多いのは、サイズが大きすぎるジャケットです。

ジャケットを選ぶことはあまり多くないため、サイズを確認するポイントが分からないということがあるでしょう。

見た目で分かりやすいのは、「袖丈」と「着丈」が長いジャケットです。「袖丈」と「着丈」は自分で見ても分かりやすいので、お持ちのジャケットがあれば、1-1を参考にしながら確認してみましょう。

多くのジャケットは「袖丈」と「着丈」については、短く直すことが可能です。もし修理が必要な場合は、購入した店舗かリフォーム店にて確認をしてみましょう。

新しく購入する場合には、1章で挙げたサイズのポイントを覚えてジャストサイズのジャケットを選びましょう。

4-2 色・柄が派手すぎる

色と柄がインパクトが強く、派手すぎるというジャケットは初心者は避けましょう。

男性は紺やグレーの無地のジャケットは仕事っぽく感じ、仕事では着ないような派手な色・柄のジャケットを選んでしまうことがあります。色・柄が派手なジャケットは、インナーやパンツとのコーディネートの難易度が上がります。

まずは、紺の無地のジャケットを選びましょう。

5.ジャケットを買うならココ!おすすめのショップ3選

かっちりとした大人っぽい印象を与えることができ、女性からも印象のいいジャケットはどこで選べばいいのか迷ってしまうこともあるはずです。

ジャケットは、Tシャツやジーンズが多いようなカジュアルなお店には置いていないということも多いです。女性から印象を上げたい時にジャケットを探しやすいお店を紹介します。

・トゥモローランド
渋谷、新宿、丸の内、大阪、京都、名古屋やその他大都市にあります。大人っぽく、ベーシックな物も多数あります。ジャケットの品揃えも豊富です。中にはインパクトの強い色・柄のジャケットもあります。初心者の方は、ベーシックな色で、無地の物を探しましょう。

・エディフィス
渋谷、新宿、丸の内などの東京都心部や、大阪、京都、名古屋などの大都市にあります。20代から40代の大人の男性が選びやすい、ベーシックなアイテムも揃っています。やはりジャケットは少し派手な色・柄もありますが、比較的選びやすい、定番な物が豊富です。

・伊勢丹メンズ館
新宿にある、地下1階から8階まで全て男性向けフロアのデパートです。品揃えの豊富さは日本最大級なので、ジャケットもかなり豊富にあります。ジャケットも色々なフロアの色々なブランドに沢山あるので、探すのは大変です。ベーシックなジャケットを選ぶなら、6階がオススメです。

6.ジャケットを買う時は必ず試着をしよう!

ジャケットを買う時の注意点は、必ず試着をすることです。

私たちプロでもサイズの確認は試着をしないとわかりません。

試着をする際は、1章で説明をしたサイズの確認をしましょう。また、試着をする時は、いつも着ているサイズの1つ小さいサイズも着てみましょう。多くの男性はサイズが大きいジャケットを選ぶので、1つ小さいサイズがジャストサイズだったということがありえます。

買い物に行く際には、ジャケットに合わせようと思っているパンツとインナーを着ていくこともおすすめです。2章で説明したように、印象をよくするためにはトータルコーディネートが大切になります。ジャケットを試着する時に、合わせようと思っているパンツとインナーを着ていれば、実際にトータルコーディネートを確認することが出来ます。

7.まとめ

普段着ている洋服とは違って、伸びにくく、選び方が難しいジャケット。

最強の1着は自分の体型にジャストフィットで、紺の無地でウール素材のジャケットを選びましょう。パンツはチノパンで、インナーは襟のついたシャツと襟なしのカットソーやセーターを場所に合わせて使い分ければ、トータルコーディネートもバッチリです。

女性とのデートや婚活の場面で活躍すること間違いなしです。

ぜひ、あなたにとって最強の1着を見つけて、活用してみてください。

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