ファッションスタイリストの仕事とは?芸能人向けから個人向けまで

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「ファッションスタイリスト」ってどんな仕事をする人なんだろう・・・?

何となく、有名人に洋服や小物をコーディネートする人、というイメージを持たれる方が多いかもしれません。
確かにそれも正解です。

グーグルで「ファッションスタイリスト」と検索すると、表示されるほとんどのページが、テレビや雑誌で活躍しているファッションスタイリストの仕事について紹介しているサイトです。

一方で、実は、一般個人向けに洋服をコーディネートするファッションスタイリストも存在します。

今回は、「ファッションスタイリストとは何か?」についての解説と、あまり知られていない一般個人向けのファッションスタイリストについて、詳しく説明をしていきます。

「ファッションスタイリスト」の仕事について知りたい方や、サービス内容について知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

1.ファッションスタイリストとは

メンズファッションアイテム
ファッションスタイリストとは、洋服や靴、バッグなどの雑貨までをトータルコーディネートをして、印象を良くする仕事をする人のことです。

テレビや雑誌などで、モデルや芸能人にコーディネートをしたり、経営者や一般個人向けにコーディネートをするなど、対象者は幅広くなっています。

洋服や靴などの雑貨を自分で選び、さらに印象をよくするとなると、かなり難易度が上がります。その点、ファッションの知見に長けたスタイリストに依頼をできれば、その負担は軽減できます。

また、その分それぞれが自身の仕事に集中することができます。

戦後の高度経済成長時代に、デパートなどの洋服を買う所が増え、テレビや雑誌が普及すると、ただ洋服を着るだけではなく、よりきれいに格好よく見えるようにするにはどうすればいいのか、というアドバイスを欲する人たちが増えてきました。

ファッションスタイリストの誕生は1960年代位と言われています。まさに、日本に洋服、テレビ、雑誌が普及してきた時期に誕生しています。

そして、2000年前後からは、ウェブショップなども増え、小売店もセレクトショップやデパート等まで、洋服を買う所の選択肢がかなり多くなってきました。

そういった背景から、芸能人やモデルだけではなく、一般個人に向けたファッションスタイリストも誕生するようになったのです。

2.ファッションスタイリストが行うサービスは「メディア向け」と「一般個人向け」がある

1章でも触れた通り、ファッションスタイリストが行うサービスは「メディア向け」と「一般個人向け」に分けられます。

それぞれの特徴を以下にまとめます。

<メディア向け>
対象者:芸能人、モデル
特徴:テレビや雑誌で映えるように、普段着るような服ではなく、よりオシャレに個性的に見えるようなコーディネートを提案してくれます。媒体に合わせて、クライアントの依頼を基に洋服や雑貨などをブランドやメーカーから借りてきて、コーディネートをしてくれます。そのコーディネートを一般の視聴者に見てもらうことで、身に着けている商品が売れたり、芸能人やモデル自体を惹きたてるお手伝いをするのが、「メディア向け」のファッションスタイリストの主な仕事内容です。

<一般個人向け>
対象者:一般個人
特徴:一般個人が普段街中で着られるような、あまり派手すぎなく、やりすぎではないコーディネートを提案してくれます。「一般個人向け」のファッションスタイリストのサービスの目的は、一般の人をコーディネートすることで、その人に対する誰かからの印象を上げることです。その点が、「メディア向け」のサービスとは大きく異なる点です。

一般個人向けのサービスは、さらに「サロン型」「同行ショッピング型」に分けられます。

「サロン型」は専用サロンでカウンセリングや採寸を行い、そのデータをもとに、後日スタイリストが最適な洋服や雑貨を用意してくれるのが特徴です。依頼者は、用意した洋服や雑貨の中から気に入った物を購入することが出来ます。

一方で、「同行ショッピング型」はヒアリングはカフェなどで行い、その後、スタイリストと一緒に買い物に行って、洋服を選んでもらいます。色々なお店を見ることは出来ますが、男性の場合は、スタイリストと一緒にお店を回るのが恥ずかしく感じる方もいます。

実際に依頼をする際には、ご自身にとってどちらが最適かをよく検討して選ぶようにしましょう。

3.「一般個人向け」のサービスはこんな人におすすめ

「一般個人向け」のサービスは珍しく、あまりよく知らないという方も多いでしょう。

ファッションスタイリストとして一般的な「メディア向け」のサービスとは、その内容や目的がかなり異なるため、どんな人に向いているサービスなのか、使うとどのようなメリットがあるのか、分からない部分も多いはずです。

3章以降では、そんな「一般個人向け」サービスについてより詳しく説明していきます。

このサービスは、誰かからの印象を上げる必要があるけれど、洋服選びがあまり得意ではない、ファッションにあまり興味が持てないという男性におすすめです。

特に、以下の2パターンの男性に向いているサービスです。

①20代後半から40代の独身男性
②30代以降の経営者、士業、管理職の男性

それぞれについて、詳しく説明しましょう。

<20代後半から40代の独身男性>
20代後半から40代の男性の多くは平日はスーツで出勤をしていて、土日はあまり出かけずに、私服はほとんど持っていないという方も少なくないでしょう。

また、学生時代から着ている私服がほぼ変わらず、年齢相応の大人っぽい服装が全く分からないということもあるでしょう。

そのため、婚活を始めようと思ったり、急に女性がいる飲み会が入ったりしても、何を着て行けばいいか頭を悩ませることも多いはずです。

女性はファッションに興味を持っている方が多く、男性よりも、相手の服装に求めるレベルが高くなる傾向にあります。そんな女性からの印象をよくするためには、普段の男性の洋服に対する意識や考え方をかなり変える必要があり、自分だけの力ではなかなか難しいです。

そんな時は、「一般個人向け」のファッションスタイリストに依頼をして、洋服をコーディネートしてもらうと便利です。自分で何とかしようとするよりも、ずっと楽に、最短距離で女性からのイメージを上げることが出来るはずです。

<30代以降の経営者、士業、管理職の男性>
経営者、士業の方は、会社の代表として社外の方々と会うことが多く、外見に気をつかわなければならない場面が多々あるはずです。

管理職の方々は、部下も増え、役職上、外見に気をつかわなければ、と思う場面が増えてきているのではないでしょうか。

そんなビジネスシーンを中心とした洋服の相談も「一般個人向け」のファッションスタイリストに依頼をすれば、アウトソースのような感覚で、やはり最短距離で印象をよくすることができます。ファッションのことはプロに依頼をして、ご自身の仕事に集中することができるでしょう。

一般個人向けに長年ファッションスタイリストサービスを提供してきた私の経験上、「デート」「婚活」などのプライベートシーンや、「大切なプレゼンテーション」「昇進」「異動」といったビジネスシーンでの印象を上げたいというニーズから依頼をされる男性が多いと言えます。

4.「一般個人向け」のファッションスタイリストのサービスを利用するメリット

「一般個人向け」のファッションスタイリストのサービスを利用する一番のメリットは「最短で相手からのイメージを上げることができる」ということです。

3章でも述べたように、ファッションに興味のない男性は特にメリットがあります。

自分で最適な洋服を揃えようと思っても、「どのお店に行っていいかわからない」「お店で何を買えばいいかわからない」「買った服が自分に合っているかわからない」などといった悩みがついてまわるはずです。

最適なファッションスタイリストに頼めば、そんな悩みもなくなります。

ここで、一般個人向けファッションスタイリストに依頼をされる方が多い、「婚活中の男性」と「経営者」の方が実際に依頼をされてどのように変わられたかという、2つの事例をご紹介します。

 

① 婚活中のAさんのケース 

 

コーディネート事例①

 

Aさんは、ファッションに関しては無頓着で、今まで何を着ていいかわからず、マネキンのコーディネートをそのまま着ていました。35歳になり婚活を始めようと決意されましたが、年相応の格好がわからなかったので依頼されたそうです。

 

ネット通販で服を購入されることも多かったようですが、なかなかサイズが合わずに悩まれていました。

 

サイズ選びが難しかったため、オーダーも含めご提案し、購入頂いたジャケットコーディネートを長く着て頂くことができています。ご自身の中で、服装に対する不安もなくなったというお言葉を頂きました。

 

婚活でアパレルの仕事をしている女性と話をされた際に、ご自身のファッションを大絶賛されて、思った以上の反応にうれしくなりました、というありがたいお声も頂戴しました。

 

② 経営者のBさんのケース 

コーディネート事例②

Bさんは、学習塾の経営をされていて、様々な塾の先生に対して教育プログラムのセミナーをすることもあり、人前に立つ機会が多い方でした。お会いする方々に信頼感を与える服装が必要だと感じられていましたが、普段はお店で店員の方に薦められるがままに買い物をされていて、失敗することも多かったようです。

 

そこで、プロに依頼をすることにされたとのことです。

 

実際にご用意したジャケットとスラックスが、今までとは比べ物にならないくらいしっくりきて、感動すらありました、というお声を頂きました。

 

生徒たちから誉められたり、初めて会う生徒の親御さんからの印象もよくなり、意外と見られているものだなと驚いたそうです。これを機会に、洋服や外見に対する考え方が変化してきていると仰ってくださいました。

5.ファッションスタイリストと類似したサービスを提供する人

ファッションスタイリストは、「スタイリスト」と呼ばれたりもします。
また、一般個人向けのファッションスタイリストは、「パーソナルスタイリスト」と呼ばれることもあります。

明確な資格が必要な仕事ではないため、呼び名がいろいろあるように、似たようなサービスがいくつか存在しているのも事実です。

ここでは、一般個人向けファッションスタイリストと類似したサービスを提供する人について、まとめていきます。

<パーソナルスタイリスト>
パーソナルスタイリストは一般個人向けのファッションスタイリストと同じと考えて問題ありません。

パーソナルスタイリストについて詳しく知りたい方は、以下をご覧ください。
パーソナルスタイリストとは?仕事、サービス、種類をプロが徹底解説

<イメージコンサルタント>
イメージコンサルタントとは、お客様の持って生まれた肌や髪、瞳の色に調和する色(これをパーソナルカラーと言います)や、骨格、顔の形などを元に、ファッションやメイク、髪型などの外見を、その人の職業やライフスタイルに合わせてプロデュースする人のことです。

その業務範囲は様々で、話し方や立ち居振る舞いなどに至るまでをコンサルティングする場合もあります。どちらかというとファッションよりは、色の専門家と言えます。

イメージコンサルタントについて詳しく知りたい方は、以下をご覧ください。
イメージコンサルタントとはどんな人?自分に合うサービスを知ろう!

<百貨店の個人向けサービス>
大手百貨店では、「アテンドサービス」や「スタイルメイキングサービス」などという名称で、全館、もしくは、各フロアの商品に詳しい専門スタッフがそれぞれのお客様に最適なコーディネートや買い物の提案をしてくれるサービスをしている場合があります。

このサービスの場合、提案の内容はその百貨店の中にあるものに限られます。

6.まとめ

芸能人やモデル向けにテレビや雑誌で映えるコーディネート提案をする仕事と捉えられがちなファッションスタイリストですが、実は一般個人向けにサービスを提供するファッションスタイリストもいます。

まだあまり知名度は高くありませんが、ファッションに興味があまりない男性が女性からの印象をアップさせるには、とても役に立つサービスを提供してくれます。

これを機に、婚活やデートなどで、女性からの印象をよくしたいという時には、このようなファッションのプロに依頼をしてみることを検討してみてもいいかもしれません。

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