ボタンダウンとは?ビジネス・普段使いの”正しい”着こなしと選び方

ボタンダウンのアイキャッチ画像

ボタンダウンという言葉は何となく聞いたことがあるけれど、どのように取り入れるのが正しいのか分からないという方も少なくないでしょう。

ビジネスシーンではネクタイはした方がいいのかどうか、普段使いではどのように着こなせばいいのかなど、ふと、不安になることもあるかもしれません。

ここでご紹介する通りにボタンダウンを選ぶと、誰でも簡単に、ビジネス&普段使いで正しい着こなしが出来るようになります。ボタンダウンの選び方で押さえておくべき、注意するポイントや選び方の3つのポイントを具体的にお伝えしていきます。

今後ボタンダウンの選び方やコーディネートで悩むことはありません。簡単に選ぶことができ、誰からも印象のいいコーディネートが完成します。

1.ボタンダウンとは

1-1 ボタンダウンとは何か?

ボタンダウンとは、写真のようにシャツで使われることが多く、襟先に穴があり、見頃部分と襟先の穴部分を糸で通し、留められた物のことです。

ボタンダウンのイメージ画像

ボタンダウンはもともと、スポーツのポロ競技で使われていたウエアの襟がボタンで留められているのを参考に作られたといわれています。つまりスポーティーでカジュアルなシャツという位置づけになります。

そのため、ボタンダウンのアイテムを取り入れると、よりカジュアルでスポーティーな印象になります。

1-2 ボタンダウンを選ぶメリット

ボタンダウンは、その特徴をうまく活かせれば、簡単に女性から「服装に気を使っているな」と思ってもらえる使い勝手のいいアイテムです。

それは、ボタンダウンを選ぶことで、「ちゃんと気を使っている人なんだな」という良い印象を与えられることもできるからです。

女性は相手のことをよく見ています。多くの男性は、相手の襟先の形などは意識をして見ることはないと思いますが、女性は襟先の形の違いに気づきます。さらに、襟先の形の違いのような小さな部分だけで、「この人は服装に気をつかっている」という判断をします。

しかし、このように、ほんの小さなポイントだけで相手への印象を良くすることのできる洋服は、ボタンダウン以外にはあまりありません。

襟先の型になんて気にしたことがないという男性は多いかもしれませんが、ボタンダウンは、戦略的に選ぶことによって女性からの印象を上げることができるのです。ですから、例えば、いつもデートで同じようなカジュアルシャツとジーパンのような恰好をしていたのに、適切な場面でボタンダウンシャツを使ったコーディネートをして現れると、女性からの印象を上げることが出来ます。

また、仕事帰りにデートがあり、少しカジュアルな印象にしたいなと思った時などにも、ボタンダウンのシャツを選ぶといいでしょう。

このように、上手く使うと効果的なボタンダウンですが、注意点や選ぶポイントがいくつかあるため、初心者の方はより注意が必要です。ただし、そのポイントさえ押さえてしまえば、女性からの印象アップにはとても有効なアイテムです。

次章以降でボタンダウンシャツを着る時の注意点や選ぶポイントなどについて説明をしていきましょう。

2.ボタンダウンシャツを着る時の注意点

2-1 ビジネスシーンでは着ていく場所と会う相手に合わせて選ぶ

ボタンダウンを使った代表アイテムのボタンダウンシャツは、ビジネスシーンで選ぶことも多いです。
上手く使うと女性からのイメージを上げることもできますが、ビジネスシーンでは注意点があります。

ビジネスシーンでの注意点は、「着ていく場所と会う相手に合わせて選ぶ」ということです。着ていく場所にいる人たちがどれだけ正式なスーツスタイルを選んでいるかを確認して下さい。

ボタンダウンシャツは、よりカジュアルな印象になるので、ビジネスシーンで何気なく選ぶことは、相手からの印象を悪くしてしまうことがあります。

大事なお取引先と打ち合わせがあり、先方の出席者は役職も年齢も上の人達が出席する。相手の会社の人は紺の無地のスーツに白いシャツなど、かなり落ち着いた服を選んでいる。このような場合には、ボタンダウンシャツは選ばない方がいいでしょう。

また、ボタンダウンシャツにネクタイをするのはいいのかどうか迷うことがあると思います。ボタンダウンシャツにネクタイをするのは、よりカジュアル感が出ることを理解しながらであれば、問題ありません。

厳密に言うと、ボタンダウンシャツはカジュアルなアイテムなので、取り入れると正式なスーツスタイルにはなりません。ただし、現在では、クールビズも普及し、ビジネスシーンでのドレスコードが緩くなってきているので、ボタンダウンシャツにネクタイをしていてもそれほど違和感を抱く人は少なくなっています。

自社でクールビズを導入していて、ネクタイをしなくてもいいのであれば、ボタンダウンシャツを選んで、よりカジュアルな印象にするのもいいでしょう。ただし、女性からの印象を上げるのであれば、半袖は避け、長袖を選ぶ方がいいです。

ビジネスカジュアルにふさわしいシャツについてまとめた記事もあるので、ぜひ参考にしてみてください。
ビジネスカジュアルでシャツにこだわる時のポイント4点と着こなし方

ビジネスシーンでは、「着ていく場所と会う相手」に合わせて選ぶようにしましょう。

2-2 普段使いのシーンでは「ボタンを全て閉めて着る」着こなしがおすすめ

ボタンダウンシャツは普段使いのシーンでも使い勝手のいいアイテムです。休みの日等に着るカジュアルウェアとして、ボタンダウンシャツを選ぶとより柔らかい印象になります。

カジュアルウェアには、ビジネスウェアのようにルールがないので、普段使いのシーンに限って言えばボタンダウンシャツをどの場面で着ていても問題ありません。

ただし、普段使いのシーンで着るボタンダウンシャツは「着こなし方」に注意をしましょう。

ビジネスシーンでは、シャツは裾をパンツの中に入れて、前のボタンを全て閉めて着るのが当たり前ですが、普段使いでのシーンで着るシャツについては、シャツの裾を外に出して前のボタンを全て開けて着るという選択肢もあります。

この「シャツの裾を外に出して前のボタンを全て開けて着る」という着こなしは、オシャレに慣れていない方には難易度が高いのでお勧めしません。この着こなし方の場合は、ボタンダウンシャツのインナーの合わせ方が難しいからです。

インナーにはTシャツを合わせることが多いですが、そのTシャツについても「サイズ」「色・柄」「素材」をしっかりと選ぶ必要があり、考えることが増えます。

普段使いシーンであれば、「裾をパンツの外に出して、前のボタンを全て閉めて着る」方が、簡単に着こなせるので安心です。

シャツの裾をどうすべきか、についてシャツの着丈との関係から詳しく説明した記事があるので、ぜひ参考にしてみてください。
シャツのベストな着丈をロジカルに解決!【裾の出し入れガイド付】

ボタンダウンシャツコーディネート2-2

3.ボタンダウンシャツの選び方、3つのポイント!

ボタンダウンシャツを選ぶ時には、「サイズ」「色・柄」「素材」の3つをポイントにして選びましょう。

普段使いでボタンダウンシャツを着る場合は、2章で述べたように「前のボタンを全て開けて着る」という選択肢もあり、その場合は、選び方のポイントが少し異なります。ただ、その着こなしは難しくあまりおすすめできないので、ビジネスシーン・普段使いで共通の「前のボタンを全て閉めて着る」着こなしを前提として選び方のポイントをご紹介します。

3-1 サイズはジャストサイズを選ぶ

サイズはジャストサイズを選びましょう。
今持っているシャツがジャストサイズと言われると、ジャストサイズの定義がわからないのではないでしょうか。

実は、ジャストサイズは全て定量的に判断ができます。身長170cm、体重60kgなどと同じようにジャストサイズも数値で判断することが出来ます。

普段はサイズを選ぶ時に、いつもMサイズを着ているななどと、S、M、Lのサイズを確認するだけということも多いと思います。

ただし、このブランドのMサイズはいつもよりもかなり大きいななどと感じたことがあると思います。
洋服のS、M、Lなどのサイズ感というのは、ブランドによって違っています。そのため、必ず試着をしてから、購入しましょう。

ボタンダウンシャツを選ぶ際には、「胸回り(バスト)」「ウェスト」「着丈」の3点を確認しましょう。ジャストサイズの各基準は以下となります。

サイズ表

より詳しく説明していきましょう。

・胸回り(バスト)
胸回り実寸+15cm~20cm=ボタンダウンシャツの胸回り(バスト)サイズ
例)
90cm(胸回り実寸)+15cm=105cm(ボタンダウンシャツの胸回り)

となります。

・ウェスト
ウェスト実寸+10cm~15cm=ボタンダウンシャツのウェストサイズ
例)
85cm(ウェスト実寸)+10cm=95cm(ボタンダウンシャツのウェスト回り)

となります。

・着丈
着丈は、ボタンダウンシャツの裾部分をパンツの中に入れるのか、入れないのかで違ってきます。

裾部分をパンツの中に入れる場合は、着丈を考慮することはほぼ必要ありません。
ただし、裾部分をパンツの外に出す場合は、着丈の長さは注意が必要です。

裾部分をパンツの外に出す場合の着丈の長さについては、数式はありますが、少し分かりづらいので、写真で説明します。

お尻の丈イメージ

ジャストサイズの着丈は鏡で確認することができます。
シャスの裾部分が、お尻が半分隠れるか隠れないかの所にくることが目安となります。

この「胸回り(バスト)」「ウェスト」「着丈」の3点を注意をして、サイズ選びをすれば、女性からの印象も簡単に上げることができます。

シャツのサイズについては、以下の記事も参考になります。
シャツのサイズ選び難しくありませんか?自分にぴったりジャストサイズ選びのコツ伝授

身体のサイズは人それぞれ、千差万別です。自分以外の人には、似合っていても自分には似合わないという場合は、サイズが問題のことが多いです。

今まで自分のサイズを計測したことが無い人がほとんどでしょう。自分一人では計測が難しく、どうしても人の手を借りる必要があります。

なかなかジャストサイズを選ぶことを目的として、採寸をしてくれるお店もありません。
そこで、オススメしたいのが、プロがサイズ計測を行ない、ジャストサイズの洋服を選んでくれるサービスです。ジャストサイズの洋服を着てみることで、サイズの重要性が分かるはずです。

このようなお店は、多くが電話相談は無料となっているので、まずは問い合わせて確認するのがいいでしょう。

3-2 色は明るい色、柄は無地を選ぶ

ボタンダウンシャツには様々な「色・柄」があり、どれを選べばいいかわからないことが多いのではないでしょうか。

迷った場合は、色は明るい色柄は無地を選びましょう。

まず、色については、色を分類すると分かりやすくなります。
色を「明るい色」と「暗い色」に分けて考えましょう。

・「明るい色」:白や水色など
・「暗い色」:黒や紺など

この2つの種類のうち、コーディネートがより簡単なのは、白や水色などの明るい色です。女性イメージを上げる色を考える際に重要なのは、「女性が着ている色を選ぶと、女性からの印象が上がる」ということです。

シャツは女性も選ぶアイテムですが、女性がよく着ているシャツの色で多いのは白などの「明るい色」です。

最初の1枚は白や水色などの明るい色を選ぶといいでしょう。

次に、柄は無地がオススメです。
柄についても、まずは分類をしてみましょう。

<柄の種類>
・無地
・チェック
・ストライプ

この中で最初の1枚にオススメなのは、無地です。
無地はボタンダウンシャツと合わせる、どのパンツやセーター、ジャケット、ブルゾンにも合わせがしやすいです。また、無地はコーディネートをより大人っぽく見せることが出来ます。

少し上級者であれば、よりカジュアル感のあるチェックなどを取り入れるのもいいでしょう。ただし、インパクトの強い大き目のチェック柄を選ぶのは避けましょう。

ストライプは、少しかっちりとして、ビジネス用のシャツに近くなる場合があるので、初心者は避けた方がいいです。

色は明るい色、柄は無地を選ぶと、より簡単に女性からのイメージを上げやすくなります。

3-3 素材は綿を選ぶ

素材については、綿100%のシャツを選びましょう。
綿100%のシャツは、カジュアル感が出て、他に合わせるパンツ等どのアイテムとも相性がいいです。

気を付けたいのは、綿とポリエステルが入った素材です。シワになりづらい、形態安定と呼ばれるシャツに多い素材です。
ビジネスシーンで使われることが多い素材で、少し光沢が出ることがあります。そのため、カジュアルシーンで使うとかっちりしすぎてしまうことがあるので、初心者は避けた方が無難でしょう。

4.ボタンダウンシャツを買うお店3選

ボタンダウンシャツは色々なブランドから出ているので、どこで買えばいいのか頭を悩ますことも多いのではないでしょうか。

女性イメージを上げたい場合は、ボタンダウンシャツを買う場所もしっかりと選ぶ必要があります。女性は大切なデートや飲み会の場合は、量販店ではなく、デパートやセレクトショップで選んだ服を着ていくことが多いです。

男性も女性イメージを上げたい場合は、量販店ではなく、デパートやセレクトショップで選ぶのがいいでしょう。

また、初心者は試着をして、サイズの確認が必要なので、ネットショップではなく、実店舗で試着をしてから購入することをおすすめします。

大人の男性が女性イメージを上げるボタンダウンシャツを買うのに、おすすめのショップをいくつかご紹介しましょう。

・イセタンメンズ館
新宿にあり、地下1階から8階まで全てがメンズアイテムが揃います。ボタンダウンシャツもカジュアル用、ビジネス用も様々取り揃えていります。
ビジネス用は、1階のシャツコーナーに多くあり、カジュアル用は6階に多くあります。

・トゥモローランド
カジュアル用、ビジネス用のボタンダウンシャツも品揃えをしています。店舗によっては、ビジネス用とカジュアル用のシャツが違う場所に置いてあることもありますので、分からない場合は、スタッフに聞くことをおすすめします。

・メーカーズシャツ鎌倉
ビジネス用のシャツが多いですが、ボタンダウンシャツも豊富に取り揃えています。半袖シャツも多くありますが、女性イメージを上げる場合は、長袖を選びましょう。

5.女性から印象のいい、ボタンダウンのコーディネート

女性から印象の上がるボタンダウンシャツの選び方をマスターした後は、他のアイテムとの合わせ方、コーディネートについて考えていきましょう。

5-1 ビジネスシーン【長袖シャツのコーディネート】

女性から印象の上がる、ビジネスシーンでのボタンダウンシャツは、必ず長袖を選びましょう。
女性は普段使いのシーンで、あまり半袖シャツを着ません。そのため、半袖シャツ自体に抵抗感持つことがあります。

また、女性はビジネスシーンで半袖シャツを着る人に年輩のイメージを持つことがあります。これは、半袖シャツを着る人は、自分が暑いからという理由で着ていることが多く、人からの視線を気にしない女性たちの上司を見ている気持ちになるのでしょう。

・ネクタイをしない時のボタンダウンシャツのコーディネート
ボタンダウンシャツはカジュアルでスポーティーな印象になるので、クールビズの時などネクタイをしない時にオススメです。
色は白や水色などの明るい色、柄は無地を選びましょう。

ネクタイ無しボタンダウンコーディネート

・ネクタイをする時のボタンダウンシャツコーディネート
ネクタイをする時は、より「着ていく場所と会う相手」に注意をしましょう。ボタンダウンシャツを着ているだけで、よりカジュアルな印象になるということを意識してネクタイを選びましょう。

カジュアルな印象にするなら、ストライプのネクタイ、よりかっちりするならば小紋柄のネクタイを選びましょう。

ネクタイボタンダウンコーディネート

5-2 普段使いでの【カジュアルシャツのコーディネート】

普段使いでの、初心者におすすめのボタンダウンシャツのコーディネート方法には、次の2つのパターンです。

<ボタンダウンシャツのおすすめコーディネートパターン>

①シャツの裾部分をパンツの中に入れて着るコーディネート

シャツをインして着るイメージ
②シャツの裾部分をパンツの外に出し、前のボタンを閉めて着るコーディネート

シャツを外に出して着るイメージ
シャツの裾部分をパンツの外に出すのか、中に入れて着るのかで大きく印象がかわります。
シャツの裾部分をパンツの外に出してきるとよりカジュアルな印象に、中に入れるとよりかっちりとした印象になります。着て行く場所のフォーマル度によって、どちらのコーディネートにするかを使い分けましょう。

 

6.まとめ

普段何気なく選んでいるボタンダウンも、着る時の注意点や「サイズ」「色・柄」「素材」に気を付けて選べば、女性からの印象を上げることが出来ます。

ビジネスシーンでは、「行く場所」と「会う相手」に注意をして、ボタンダウンシャツを上手く取り入れましょう。

普段使いでは、着こなし方に、特に注意をして、代表的な2つのコーディネートを取り入れると、より女性の印象を上げることができます。

最初は慣れるまで大変だと思いますが、上記のポイントを押さえていけば、徐々に慣れてくるはずです。

ぜひ、この機会に大人の男性のボタンダウンシャツのコーディネートを身につけて下さい。女性からの印象も必ずよくなるはずです。

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